国際連盟について考える
諸国が参考にしたのは、大国主導の欧州協調でした。
大国が理事会で常任ポストを占めること、総会は当初4年または5年の間隔でしか開催されることが考えられていなかったこと等は、このような発想の現れであったとされています。
・・・しかし反面、中小国が、数の増大と大国の思惑の違いを利用して、大国との間でバーゲニング・パワー(交渉力)を発揮したという事実も無視できない面があります。
これら諸国が決定的な影響力を持つには程遠かったとしても、規約の内容にある程度の影響を及ぼしたことは事実です。
理事会に4つのポストを獲得し、総会における全加盟国の平等な参加が規定され、議決に全会一致が必要とされたことなどは、その反映だったといえます。
当時の時代背景の影響は、次の点でも明らかでした。
つまり連盟は、第一次大戦を経た国際社会の将来に対する願望や理想を、組織的に受け継ぐものであったということです。