栄光と挫折 2

彼らは電子機器を主体とするコングロマリット、テレダインを興しました。


このようにして、すぐれた人材が他社から引き抜かれたり独立したりして、リットンを離れます。


彼らが離れたあと、若年の実力者がその穴を埋めている間はよかったのですが、次第に人材にバラつきが生じたり、絶対数が減るにしたがって弱体事業所に不採算部門があらわれたのです。


リットンだけが業績を悪化させたのではなかったのです。


1960年代末に経済成長が止まり、景気が悪化するに伴い、10年以上の長きにわたったコングロマリットの運動もばったりと力を失ってしまいました。


たとえば、リットンとともにその派手な急成長で注目されたLTVも業績が悪化し、「魔術師」とまでいわれた一代の怪物ジェームズ・リングも会社を追放されてしまいました。


コングロメレーターたちの演技は多くの観客の眼にさまざまな印象を焼きつけながらも、舞台から消えていきました。

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